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弊社で brother 30番 マシニング実演会が行われました
6月30日(日)~7月1日(月)の2日間に渡り、弊社の工場にて「brother 30番 マシニング実演会」が行われました。
主催:山下機械(株),実演:ブラザー工業(株)により開催され、対象は北海道内の加工会社で18社35名が来場されました。
実演機は「コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO W1000Xd1」で、弊社は昨年 2023年に導入しました。テーブルサイズが大きいのが特徴で、このサイズが導入されたのは北海道では初めてだそうです。
・導入時の記事:【設備導入】brother SPEEDIO~新NC加工で無駄を削ぎ落とせ~
当日の実演動画:S50C切削
動画は当日実演された加工です。
🔳材料:S50C
・写真左がワーク表面,写真右がワーク裏面です。
🔳マシニング:30番MC
・SPEEDIO W1000Xd1(主軸標準仕様10000rpm)
ツールNo.
T1: φ10超硬エンドミル(7枚刃)【京セラ】
T2: φ15.3超硬ドリル(3枚刃)【OSG】
T3: φ30面取り【大昭和精機】
T4: φ15.5超硬リーマ
T5: φ12超硬エンドミル(7枚刃)【京セラ】
T6: φ30ドリル【サンドビック ユードリル(チップ交換式)】
T7: M22超硬タップ
T8: φ20超硬エンドミル(4枚刃)【三菱 IMSヘッド交換式】
T9: 面取り【大昭和精機 ヘッド交換式】
T10: φ20面取り(6枚刃)【サンドビック ヘッド交換式】
T11: φ1.3超硬ドリル【OSG】
T12: M1.4転造タップ【OSG】
T13: φ12超硬エンドミル(4枚刃)【OSG】
T14: φ50フェイスミル(7枚刃)【セコツール】
動画では2つのワークを並べており、左:素材,右:表面加工済みのワークです。
まず素材を表面加工し(~1:04)、その後(1:05~)裏面加工をしています。
これ、30番ですよ!?驚くべきパワーと加工スピードですね!
裏面加工の深掘り(1:05~)なんかは動画でもゴリゴリなのが伝わります。
鉄が柔らかいと錯覚しそうな切削力です。
来場者と開催内容
参加された加工業者の方々は40番・50番のマシニングを普段使用されているようでした。
実演を見て、30番でも十分に加工できると実感された意見が多かったです。
このマシニングは毎日稼働させているのですが、弊社の加工担当者も実演を見て驚きを隠せていませんでした。
「部品を削り、時間と利益は削らない」brotherの底知れぬ可能性。
弊社のような業界はスピード感が求められるのですが、brotherが居れば “しのぎを削る” ように開発を進めれます。
当日は実演会だけでなく、セミナーなども行われました。
来場者の方々は熱心に見学されていて、大盛況でした!
弊社としても、道内の加工業者との交流は刺激となり、大変良い機会となりました。
また開催されることがありましたら、アナウンスさせていただきますね。